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福祉事業所の方必見!福祉施設から出たゴミは事業系ごみ? 正しい処理方法とは?

福祉事業所の方必見!福祉施設から出たゴミは事業系ごみ? 正しい処理方法とは?

Shaer
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年々増加傾向の老人ホームや介護施設ですが、こういった福祉施設で発生しがちなのが、ゴミ処理をめぐる問題です。

医療関係や事務所関係など、多くの種類のゴミがあり管理が難しいのが実際のところです。廃棄物に関する課題を抱える会社さんは多いです。

今回は、こんなお悩みがある業者様のために、ゴミの適切な処理方法や業者の探し方を紹介します。

福祉施設で排出されるゴミは「事業系ごみ」

まず原則として、福祉施設で事業活動に伴って排出されるゴミは、すべて「事業系ごみ(事業系一般廃棄物や産業廃棄物)」となります。

福祉施設は「事業所」ですから、出たゴミは事業系ごみとして処理しなければなりません。家庭ごみではありません。開所するにあたり少なくとも事業系一般廃棄物収集運搬業者を手配しなければいけません。

これについては、「入所者の居室から出るゴミまで事業系ごみとして扱われるの?」と疑問に感じる方もいると思われます。

確かに、入所者の居室から出るゴミは、入所者の日常生活に伴って排出されるものがほとんどの為、家庭ごみと性質が一緒です。実際、個人宅から出るゴミと同様に「家庭系ごみ(家庭系一般廃棄物)」として処理している施設もあるかもしれません。

しかしながら、入所者が施設内で生活しているのは、そこに住んでいるからというより介護サービスを利用しているからです。賃貸マンションやアパートなどとは明らかに異なります。したがって、たとえ入所者の生活に伴うものだとしても、福祉施設から出るゴミは事業系ごみとして扱われます。

ただし、「居宅」で発生したゴミは家庭系ごみとして扱われます。つまり、訪問介護のような在宅系サービスによって発生したゴミは、家庭系ゴミになるわけです。

どちらに分類されるのかは、施設・業務によって細かく定められているため、必ず確認しておきましょう。ちなみに紙おむつの廃棄は自治体によって産業廃棄物になる場合があります。松戸市の場合は、可燃ごみで処分することができます。

老人ホームなどの福祉施設では、通常の可燃ごみなど以外に使用済みおむつや感染性廃棄物、それ以外に入退去の際に発生する粗大ごみや家電製品などゴミの発生する種類は様々です。

臭いの問題

使用済みの紙おむつですがビニール袋でしっかり縛ってごみで捨てても隙間から臭いが充満してしまうことが多いです。

おむつ用のペールなども販売しているので施設内で活用するとよいかもしれません。ごみの置場については、ゴミが回収された後こまめな換気と臭いが染みついてしまっている場合には定期的に脱臭機をかけるのも良いでしょう。

ゴミ置き場の区分

可燃ごみや生ごみなどの事業系一般廃棄物と感染性廃棄物は混在して置くのではなく、区分して置場を作りましょう。
特に注射針や血液が付着したごみは回収作業者にとっても危険ですので必ずわかるように区別して廃棄するようにしましょう。

入居者退去の際の残置粗大ごみ

これは、退去の際に利用者様の負担で処分するケースもあれば施設が処分するケースもあります。

どちらにせよ粗大ごみを置場まで運ぶのではなくそのまま一般廃棄物業者に部屋まで引き取りに来てもらうのが手間もなくおススメです。

業者によっては対応してくれない場合もあるので確認が必要でしょう。

廃棄物処理業者の決め方

感染性廃棄物として処理するケース

感染性廃棄物とは、老人保健施設や医療機関などから生じて感染する恐れのある廃棄物のことを指します。

感染性廃棄物は、感染性一般廃棄物(特別管理一般廃棄物)と感染性産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)に分けられます。
感染性一般廃棄物は「血液などが付着したガーゼやリネン」などがあげられ、感染性産業廃棄物は「メスや注射針」などが該当します。

書類の確認

※廃棄物処理をしていくためには、まず現状を把握することが重要です。そこで、廃棄物処理業者との契約や、1年間に排出された廃棄物の種類・量など把握できるもの用意してください。見当たらなければ業者に連絡してみましょう。

実態の検証

書類を用意したら、実際に出ているゴミと照らし合わせて検証を行います。単純な作業に思えるかもしれませんが、意外な事実が発覚することも珍しくありません。「間違えた方法で処理していた」「ゴミの量に比べて収集頻度が少なすぎる」「請求書に記載されている量と実際のゴミの量が明らかに違う」といったことが判明することが結構な頻度でおきています。知らないうちに法令違反がおきているおそれもありますから、徹底的に検証しましょう。

分析と改善

検証によって現状を把握できたら、発生している問題をどのように改善すべきか検討し、行動に移します。特に、ゴミの種類ごとの処理方法と収集頻度については、見直さなければならないケースが多いでしょう。

また、自治体の許可を得ているかなども確認が必要です。関係法令も考慮しつつ、十分なシミュレーションと相談を行いましょう。

まとめ

是非、この機会に委託する処理業者を見直してみてはいかがでしょうか?

東葛清掃株式会社は松戸市で一般廃棄物市処理の許可を所得している業者です。また、収集頻度や時間帯などもしっかりご相談に乗りますし、収集量に応じた請求方法を取っていますので廃棄量が把握しやすいのとコスト面でもお役に立てると思います。詳しくはこちらをご覧ください。

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