廃棄物ドライバーって3Kとか言われてるけど本当?廃棄物ドライバーって実際のところどんな仕事してるの?このように、本当はどうなの?実際仕事としてやっている人にはなかなか聞けないっていう方多いのではないでしょうか?今回の記事では、廃棄物ドライバーとしての実際の仕事内容や環境、必要なスキルや資格免許、さらに、勤務体系や収入面などご紹介していきます。興味のある方、お仕事探している方是非チェックしてみてください!
目次
Toggle廃棄物ドライバーとは・・・?
一言に廃棄物ドライバーといっても、扱う廃棄物によって大きく変わります。廃棄物は、「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分かれています。共通して企業や工場や建設現場などから排出される廃棄物を回収し、中間処理場や最終処分場まで運搬するのが仕事です。
ここでは、主に産業廃棄物のドライバーについて解説していきます。
一般廃棄物と産業廃棄物の違い
一般廃棄物は、産業廃棄物と定義されている廃棄物以外の、すべての廃棄物のことです。詳しくは下記のリンクから過去の記事をご確認ください。
産業廃棄物ドライバーの仕事内容
産業廃棄物を扱うドライバーの仕事の特徴として、扱う廃棄物の種類によって運転する車両や仕事内容が大きく変わる点です。例えば原油や汚泥は液体ということもあり重量があるためそれ専用の車両が必要になりますし軽い事故でもとても大きな被害が出てしまう可能性があります。また、紙や繊維など軽量の廃棄物を運ぶこともあります。扱う廃棄物によって運転の仕方を変える必要も出てきます。また、産業廃棄物を扱う場合「マニフェスト」という複写式の管理表を発行し、運搬~最終処分までしっかり管理する必要がありますので運転技術のみならず廃棄物の正しい知識が必要となります。
産業廃棄物ドライバーが扱う車両について
以下のように多様な車両を使用し廃棄物によって使い分けて使用します。
ダンプ車
固形物の運搬に適しており、全般的に何でも運べるのがダンプ車です。ダンプアップするので降ろすのが楽です。主に建物の解体現場でよく出るコンクリート片・がれき・廃プラスチックなどの運搬が代表的ですね。
ユニック車
クレーン車は持ち上げる荷物の重さで操縦者が所持しなければいけない資格が変わるようです。
例えばクレーンで持ち上げる荷物の重さが0.5t未満なら、講習を受けるだけで問題有りませんが小型移動式クレーン車(1〜5t)を操縦する場合には、運転技能講習の修了が必要です。また5t以上のクレーンを使用する場合は、運転技能講習のほかに移動式クレーン運転士の資格も必要です。クレーン車は鉄骨をワイヤーで持ち上げて運搬車両へ乗せる作業で用います。手摘みで対応できないような重量物を扱う場合に適しています。
コンテナ車
荷台の部分にコンテナを乗せているのがコンテナ車です。腐食しない産業廃棄物なら、コンテナに入れたままで一時的に保管できるのが特徴です。
金属くずやがれき、ガラスくずや繊維くずなどを主に運びます
バキューム車
汚泥のような液体の産業廃棄物を収集する運搬車はバキューム車です。気圧の力で液体を吸い上げます。例えば流動体や粘性半流動体、沈殿物などをホースから直接タンクに吸い込むのが特徴です。
産業廃棄物ドライバーの仕事内容は?
きつい?危険?くさい?
確かに廃棄物処分場へ出入りするので廃棄物によっては悪臭がします。重たい荷物を運ぶこともあります。重たい荷物を扱う場合危険も伴いますし、運転も慎重にならざる負えません。あまくないのは事実です。ただすべての廃棄物が悪臭を放っていいるわけではありませんし、危険な作業の際も安全対策はされてます。
危険な作業にはかかわりたくない、臭いが気になる方、苦手な方はこの仕事は向かないでしょう。
1日どれくらい運転するの??
一般的に取引先から処理場への運搬という仕事になるのでそれほど長距離になることはないでしょう。ただし、繰り返し往復したりもあるので、現場によっては長時間になります。最近では、残業の少ない会社が増えてきていますので運転時間6~7時間というのが平均ではないでしょうか
コミュニケーションは必要最低限!?
産廃ドライバーは極端に会社で過ごす時間が少ないです。客先での人とのやり取りの少ない業務内容が多いのでコミュニケーションは必要最低限といってよいのではないでしょうか?
必要な資格は?
最低必要なのが中型免許です。そのなかで価値を高めるには「玉掛け」や先ほど紹介した「小型移動式クレーン運転技能講習修了者」などの資格です。就職の際に有利になるはずです。
勤務体系、収入面はどう?
昔は残業の多い過酷な環境の会社が多かったようですが、国の政策転換などもあり概ね朝8時~17時の8時間勤務の会社が多いようです。
処理場が開いている時間帯での勤務となります。
ただ業務内容によっては夜間に長距離を走ったりもあるようです。
月収は約20万~50万と幅広いです。大型トラックや運転距離によって給料が変わることが多いようです。
まとめ
今回は産業廃棄物ドライバーのお仕事の実態を紹介しました。3Kといわれるようにあまくない業界ですが整理すると以下のようにメリットもあります。
・運転が苦でなければ未経験でも始めやすい
・1人でもくもくと仕事ができる
・勤務時間が決まっていて残業も少ない
・規則正しい生活リズムが身につく
いかがだったでしょうか?これから転職を考えている人や廃棄物業界に興味がある方の参考になれば幸いです。
次の記事では、一般廃棄物ドライバーについてもご紹介していきます。
また、弊社のリクルートサイトもございますのでこちらから是非ご覧ください。